レッスン・日常

レッスンのお品書き

保護者の皆さんや、レッスンをしている先生方ならきっと、お子さんや生徒さんに対して

今日はこれとこれを終わらせてほしい
そのためには何時までにここまでやって、それからそれから、、

と予定を立てていたのに、子どもはそんなことお構いなし!

自由すぎて全く思い通りにすすまない!

というご経験があるのではないかなぁと思います😢




今日はレッスン中にどうしても大好きな読書をしたくなったり
他のことを先生とお話ししたくて、
なかなか集中ができなかった
小学2年生のYちゃんが劇的に集中出来るようになった
私も自身も驚きの効果があった方法をご紹介します😊


もともと、ピアノは同学年の子の中では教材も進んでいて、
ポテンシャルはとっても高いのに
集中力が課題だったYちゃん。
先生からも、お母さんからも、
「今はピアノの時間だよ!終わってからからやろう!」
など、声をかけられるほど抵抗したくなってしまうのがこの年頃のお子さんたち、
このままではレッスンの時間がもったいないし、
怒られてばかりではピアノが楽しくなくなってしまう、、、😭

なんとかしなくては!と思ったのがきっかけです。

その方法とは、



レッスンの始めに、本日のレッスンメニューを一緒に立てることです



①今日のレッスンでやりたい曲や項目を先生から発表

②生徒さんが、何からやるか好きな順番で決定
→ホワイトボードやノートに書きます
(ここで、その曲は両手で弾けるまでね!や表情をつけるところまで〜など、
具体的に達成して欲しいことがあればいっておきます)

③1つずつこなして、もしも時間が余ったら読書でもお話でも何でもしていいよ!とお約束



(ちなみにYちゃんは書くのがとても好きな子で、自分で書く!と書いてくれたのがこちら
初回はメニューのことをお品書きと書いていました、可愛い😂)




この方法で、Yちゃんは好きなことをする時間を獲得するためなのか?
あと何分ある?!と時間を意識して驚くほど集中!


無駄話もすることがなくなり、
結果いつもは時間内に到達できなかった聴音やソルフェージュの時間も
しっかり取れるようになりました☺️
ダラダラやるより、集中が本当に大切なんですよね。


40分レッスンでこなせるかこなせないかくらいに
やることは設定してあるので、
ご褒美の読書の時間は長い時でも5分ほどになってしまうのですが(笑)
それでも、時間が少ない!なんて言わずに嬉しそうに読んでいますし、
何より自分で時間がゲットできたことが誇らしそうです😊



この調子で、レッスンで求めることも少しずつ増やして、
内容が濃い時間にできるよう私も工夫していきたいなと思いました^^



この方法を試すきっかけとして
お仕事先のオーナーさんから、



先生、子どもって時間が勿体無いっていう感覚がないじゃないですか。
だから、まだやる事がこんなにある!終わらないかも?って自覚するのは難しいんですよ〜

とアドバイス頂き



たしかに、自分も子どもの頃は1日がとっても長くて、
何だってできる気がしてたなぁと再確認。

じゃぁまずはやる事を目に見えるようにしてみよう!と思いたちました。



ピアノはお勉強と違って、何問解いたら終わり!というのがちょっと曖昧で、
音は弾けていても表現が何もなかったらマルにならなかったりするのも、
子どもには辛いところかなぁと、、!



もしもお家で、なかなか練習に集中出来なかったり、内容の薄い練習になっているなぁと思う保護者の方がいらっしゃいましたら
一緒に練習目標を立てるところを手伝ってみていただけたら嬉しいです^^
10回弾く!みたいなことから始めてもいいですし、
できたら、
「レッスンで言われていたここを直す」
というのを具体的に書いてもいいですね。
練習しなさい!を言わずに済む方法のひとつになるのではと思います☺️



もちろん一緒にメニューを作る時間が、
大人にとってはちょっともったいない時間に感じてしまうかもしれないのですが😂
こうやって少しずつ、時間を大事に使う価値観も学んでいくのかなぁと
私も教えられました。
最近の自分の中のテーマは、時間を惜しまずひと手間かける!で
意外といいかも?と思うことが多いので
また練習に役立つ方法をご紹介できたらと思います☺️





















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